塗り壁のすすめ
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塗り壁は健康で快適な住空間をつくります
左官1 左官2
【エコ(地球に優しい)について】
1992年、環境と開発に関する国際連合会議(地球サミット)中で、生物多様性の減少に伴う危険が広く知られることになった。更に1997年の京都会議では、生物圏が直面している危機が国際的な観点から認識された。地球規模の視野で生態学を考えることや、人間の活動が地球環境に与える影響の重要性を認識したエコ活動を行っている。具体的にエコ活動とは、「環境への負荷」を減らすの以下のような活動がある。
● 再利用された素材の使用
● 再利用のしやすい構造の採用
● 従来の公害源であった部分の改良
● 二酸化炭素の排出削減
● 自然エネルギーの利用促進
● 水質浄化や有害物質の除去
その他、なんらかの意味で健康に良好
【現代の住環境について】
2003年のシックハウス対策としての建築基準法の改正は、現代の室内環境汚染がいかに深刻な事態にあるかを照明していると言えるでしょう。今、住宅はもちろんですが、学校・病院・公共施設等の人の集まる場所にこそ空間の環境汚染対策が求められています。
「シックハウス症候群」とは、住宅の高気密や化学物質を放散する建材・内装材の使用による室内空気汚染等が原因で、体調不良や病気が起きる現象のことです。主な症状としては、頭痛、喉の痛み、眼の痛み、鼻炎、嘔吐、呼吸器障害、めまい、皮膚炎などがあげられています。カビ・ダニによるアレルギーや感染症もあり、症状は人によって異なります。
水系の塗り壁は溶剤系とは異なり、トルエン、キシレンなどは含まれておらず、乾燥工程では水が蒸発するので室内環境を汚染しません。
塗り壁とは
一般に住宅の壁の造り方は乾式工法と湿式工法に分けられます。乾式工法とは外壁であればサイディング材、内壁であればクロスや石膏ボードなどを貼り付ける形の工法で、湿式工法は土や漆喰、セメントモルタルなどのように水を使った材料を左官職人が塗って仕上げていく方法です。湿式方法は自然素材を使っていて環境に易しいエコであること、独特の質感があり、手作りの味わいがあることなどの点で乾式にはない良さがある反面、乾かすのに時間がかかるため工期が長くなりがちという問題もあります。塗り壁とは土、消石灰やセメントなどの結合材に、水、骨材(珪藻土)、繊維、顔料などを混ぜ合わせた左官材料を塗って仕上げた壁のことです。主な成分が天然素材であるため健康的で、落ち着きがありながらオリジナリティー溢れる仕上がり感も特徴です。また、土、漆喰や珪藻土などの吸放湿性を持った材料には、室内の湿度調節をする機能もあり、快適な境住環境づくりに貢献します。更に土、漆喰や珪藻土などの二酸化炭素(CO2)を吸収する材料はCO2削減にもつながりエコ材料と言えます。このように塗り壁とは人体・環境への影響が少ないことや、リサイクル可能な素材もあり、リサイクルストック型社会に十分対応できます。
● 火災に強い 生命・財産を守ります。
● 省エネ、省資源 冷暖房費がすくなくすみ、家が長持ちします。
● 調湿作用があり結露しない建物を長持ちさせ、カビ・ダニの発生を防止します。
● 健康に良い 空気汚染がなく、アトピー・アレルギーを予防します。
● 地球環境を汚染しない 使い終わると自然に戻ります。
● 昔から使われ、性能が実証されている 安全で安心です。現代の住宅に用いられる建材には、多くの化学物質が使われ、放散されたそれらの有害な化学物質が室内の空気を汚染します。さらに、現在の住宅は機密性が高く、室内における空気の環境度合いが少なくなっています。それによりカビ・ダニなどの発生しやすい環境へと変化し、生活空間の汚染となります。
土壁 漆喰 セメント 珪藻土