川越・小島邸ゲストハウス

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オゾンで木村謙一さんとともにプランナーであった日置拓人さんが学生たちと川越市今福の小島邸に ゲストハウスを建設しています。2月にはゲストハウスの屋根工事を終わり、外壁を塗るためにラス が張られております。今回久住章さんから左官工事について平成会に協力要請がありました。
3月初めに日置さんと左官工事の打ち合わせをし、左官工事は下塗りと仕上げに分けて施工する こととしました。また下塗りはマイルドサンドを塗ることとし、仕上げは久住章さんと打合せ決定 することとなっていますので現在はその意匠は未定ですが、外部はモルタルの掻き落とし、内部は土壁 と計画されています。(久住章さんが施工した千鳥が淵のマンション施工とほぼ同等ですが全体に アール面となって、3m高さで外壁70m3/内壁70m3) 左官教室の小林さんやコンフォルトの多田さんにも連絡が行っており記事となるだろうとのことです。
外壁の左官工事は、3月24日に段取り(ミキサー・バケツ・鏝・マイルドサンド・セメント・定規 ・スタイロフォーム等材料・工具の準備及び養生)を1日取りました。また足場は24日以前に施工 しました。
外部の下塗りは3月25日(土)に施工しましたが下地が防水シートに網を打ち付けたのみで補修はしたものの、 凸凹でしたので当初用意した材料を全て使用し更に追加し合計45袋(基本的にマイルドサンド:セメントを 1:1)使用し平面の3.5倍でした。参加者は平成会小宮さん、山口さん、ものづくり大学の北川原 ・木村両君と淡路の久住左官にいる日置さんの教え子の足立さんを含めた日置さんの教え子でした
外部の中塗りは3月26日(日)に施工しました。参加者は平成会上野さん、小宮さん、山口さん、 大橋さん、ものづくり大学の北川原・木村両君と淡路の久住左官にいる日置さんの教え子の足立さんでした。 中塗りの仕上げはあの下地にしては旨く施工されました。
外観
外壁施工前
下塗り後
中塗り中
内部の下塗りは4月27日(土)に施工しました。下地は外部と同じ防水シートに網を打ち付けたのみでした。 網は比較的強く張ってありましたが木構造が凸凹でした。参加者は平成会小宮さん、山口さん、ものづくり 大学の北川原・木村両君でした。
外部の中塗りは4月28日(日)に施工しました。参加者は平成会小宮さん、山口さん、大橋さん、 ものづくり大学の北川原・木村両君でした。 中塗りの仕上げは結局木構造の凸凹に対応できずむら直しができませんでした。
下・中塗り施工 下・中塗り状態
6月25日に平成会の山口さんが設計変更された外部ベランダ部の中塗り及びサンプル製作をしました。
ベランダ中塗り 外部サンプル
外部壁の掻き落としは7月29・30日に施工しました。参加者は平成会の木村さん、小沼さん、上野さん、諸岡さん、 小宮さん、山口さん、もの大の北川原・木村両君と埼玉左官学校の仲間の遠藤くんでした。 主室の外壁は赤の顔料を加え桜色に従室の外壁は顔料を入れず地の色にしました。しかし 山砂に土と大粒の砂が多く含まれていたことからなかなか水を引かず掻き落としには手こずりました。掻き落とし をした後、壁面に波形の深い掻き傷を付け意匠を表しました。
空練り 養生 接着材塗布 練り 1回目塗り付け 2回目塗り付け 掻き落し 主室外部壁
内部壁の土壁は8月26・27日に施工しました。参加者は平成会の木村さん、上野さん、諸岡さん、 小宮さん、町田左官の下鳥さん、山口さん、北川原・木村両君と東京都立足立技術専門校の綿引・山田さんでした。 上塗は主室に瀬戸の白土で捏ね、表面はスポンジで回し仕上げました。 また従室に碧南の赤土で捏ね、表面は刷毛引きとしました。しかし土の粘性が高くまた 山砂に土が多く含まれていたことから粘りが強く塗りに苦労しました。
更に外部壁の磨きを施すベランダ部の中塗りをハンダ でしました。
主室中塗り 従室中塗り 仕上げ施工 仕上げ施工 主室仕上げ 従室仕上げ
外部壁の磨きは9月6日及び9日に施工しました。参加者は平日でしたので平成会の山口さん、もの大の北川原・木村・宮向さんでした。田中石灰製タナクリームに藍と黒の顔料とメトローズを加え施工しました。 下地の水引きが強いため顔料入り石灰クリームをニ回塗った後追っかけてオリーブオイルを塗布し軍手で磨きました。下地が凸凹のため色がマダラになるところが 出てきましたが概ね磨き上げたと自負しています。
磨き施工(1) 磨き施工(2) 仕上げ(1) 仕上げ(2)

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