「大工を支えた工人達〜左官とその道具」東京展

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詳細は左のポスターをクリック下さい。⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒ ⇒

メンバー
主催/社団法人日本左官組合連合会
共催/ギャラリーA4
企画/財団法人竹中道具館
左官デザイン監修/久住 章
会場/竹中工務店東京新本社1階ギャラリーA4
会場設営工事/東京都左官職組合連合会 平成会
会場設営工事協力/ものつくり大学建築技能工芸学科東京都立足立技術専門校建築仕上科

イベント日程
前準備期間:平成17年7月2日(土)―7月29日(金)
搬入期間:平成17年7月30日(土)―7月31日(日)
準備期間:平成17年8月1日(月)―8月6日(土)
展示期間:平成17年8月8日(月)―9月9日(金)
       日曜日及び平成17年8月15日(月)―8月20日(金)は休み       
撤去期間:平成17年9月10日(土)―9月11日(日)

コンセプト(課題の内容)
平成16年完成した竹中工務店の東京新本社の1階にギャラリーA4が開設されました。このギャラリー では、建設を取り巻く様々な現象を取り上げ建築関連の方々だけでなくひろく一般の方々にも建築に 関心を持ってもらうことを目的としています。最先端技術から伝統的工法、あるいはアートや写真・ 映像等々様々な事象を展示されます。

この度、「大工を支えた工人達〜左官とその道具展」を開催できることとなり、ギャラリーA4 の今後の活動に大きな弾みとなるものと期待されています。左官という伝統技術の魅力を再認識して もらい、その技術の伝承や現代建築への応用の可能性について広がってゆけばと思います。

本企画は、広く左官という職業を社会に伝えることを目的とした公共性の高い内容になって おり、運営には公共の広報媒体へも積極的に働きかけをおこなうため、公益団体である社団法人日本 左官組合連合会が主催することとしました。

● 名匠の道具と鏝鍛冶の仕事
 総数約千点。源泉された京都・大阪をはじめとする全国の名匠の鏝を紹介。
 ・名匠の道具展・・・・現代の名工
 ・京都の鏝・・・・・・・・数奇屋の鏝と町屋の鏝、桂離宮を塗った鏝
 ・各地の鏝・・・・・・・・東京、名古屋を始めとする各地の鏝
 ・鏝の可能性・・・・・・現代ならではの新素材を用いた名品(アルミやステンレスの鏝など)
 ・名匠の道具展・・・・現代の名工 久住章氏、奥田信雄氏、片岡隆一氏、森川邦男氏、久保田騎志夫氏らの鏝を展示します。
 ・鏝鍛冶の仕事・・・・左官職人の厳しい要求に応える鍛冶の技
● 名匠の壁サンプル展
 左官職人たちがそれぞれ華麗な技を披露します。さまざまな色やテクスチャー、意匠、探していた職人に出会います。
● 会場設営工事の公開
 入口部に設置されるメインの壁には、石灰やドロマイトを素材とし、磨きや掻き落とし、重ねの 技術を応用した新しい左官表現を試みます。また公開工事の他に、木舞付粗壁を施工したり、版築や日干し 煉瓦の壁も製作します。
● 石灰の歴史
 素材とその歴史を紹介します。
● 日本の土の色
 左官の目を通して集められた日本各地の土の色を紹介します。
● 鏝絵とその道具の展示+セメントの鏝絵/セメントの蟻とセメント細工
 鏝絵の歴史とその道具を紹介します。
 ・鏝鍛冶の仕事・・・・左官職人の厳しい要求に応える鍛冶の技
● 近代建築と擬洋風建築を支えた左官技術
 擬石、テラゾーの鏝、漆喰型抜等の道具と実例を展示します。
● 泥団子
 体験教室「泥団子をつくろう!」8月27日(土)
● 藤森 照信氏の講演会
 8月22日(月)に開催します。参加費無料。

イベントの進捗状況
イベントの進捗状況の写真を掲示します。過程をご覧下さい。
磨きオブジェ(壁)
オブジェイメージ図
コンパネ骨組み
ラス巻き
ラス張り
サンドモルタル塗り
ハンダ練り
ハンダ塗り
生石灰の硝化
石灰クリーム塗り
表面研磨
石灰クリーム・色土混合
色石灰クリーム塗り
磨き
オリーブ油で磨き

磨きオブジェ(棚)
下地材料の練り
下地塗り
上塗り
磨き
2色の磨き

日干し煉瓦
型枠の作成
材料練り
材料の充填
日干し
穴あけ
組み立て
試作


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